Netflixで大ヒットしたドラマ『今際の国のアリス』シーズン2。その中で、ものすごく強くてクールな「スペードのクイーン・リサ」というキャラクターが登場したのを覚えていますか?あのキレッキレのアクションと、ミステリアスな雰囲気が印象的でしたよね!
あのリサ役を演じていたのが、山本千尋(やまもと ちひろ)さん。実は彼女、すごい経歴の持ち主なんです!今回は、今注目のアクション女優・山本千尋さんの素顔や、ドラマの裏話などを分かりやすくご紹介します。
『今際の国のアリス』の「リサ」ってどんな役だった?
山本千尋さんが演じたリサは、『今際の国のアリス』シーズン2で登場した、体力勝負のゲーム「ちぇっくめいと」のボスキャラです。主人公のアリスやウサギたちの前に立ちはだかる、強くて美しい敵役でした。
ドラマオリジナルのキャラクターで、とにかく身体能力がすごい!冷静沈着で頭もキレる、まさに「孤高の女王」という感じ。山本千尋さん自身も「ゲームの世界を心から楽しんでいるキャラクター」と語っています。ただの敵役じゃなくて、物語の鍵を握る重要な役どころでした。
なんで山本千尋さんの演技が話題になったの?
一番の理由は、やっぱり本格的なアクション!山本千尋さんは、なんと3歳から中国武術(カンフーみたいなものです!)を習っていて、世界ジュニア大会で金メダルを獲ったこともある、本物の実力者なんです!
- 昔からすごい!:子どもの頃から厳しい練習を重ね、世界一に2度も輝いた「カンフー少女」でした。
- アクション女優として活躍:映画『太秦ライムライト』では、アクションが評価されて賞も受賞しています。
『今際の国のアリス』では、半年もかけて、壁を飛び越えたりするアクロバットな動き(パルクール)や、素手での戦い方のトレーニングを積んだそうです。特に、土屋太鳳さん演じるウサギとの対決シーンは迫力満点!
山本千尋さんは、「ウサギ役の土屋さんを本気で打ち負かすくらいの説得力を持たせたかった」と語っていて、そのシーンは本当に「めちゃくちゃ強い!」と大絶賛されました。
役になりきるために、髪を35センチもバッサリ切るなど、見た目から役作りを徹底したそうです。そのストイックな姿勢も、多くの人を惹きつけた理由ですね。
山本千尋さんのプロフィールと経歴
- お名前:山本 千尋(やまもと ちひろ)
- 生年月日:1996年8月29日 (28歳)
- 出身地:兵庫県神戸市
- 身長:155cm
- 血液型:O型
- 所属事務所:スターダストプロモーション
意外な経歴!カンフー少女から女優へ
3歳の時、カンフー映画好きのお母さんの影響と、近所に教室があったことから中国武術を始めた山本さん。小学生の頃から週6日も練習に打ち込み、数々の大会で優勝。特に、2008年と2012年の世界ジュニア大会で金メダルを獲得し、「二度の世界一」という快挙を達成!当時は「カンフー少女」としてテレビなどでも紹介されました。
女優になったきっかけは、2012年に出演したテレビ番組。そこで披露したアクションが注目され、「女優になってみない?」と勧められたことだそうです。「中国武術の魅力を広めたい」という思いもあって、芸能界入りを決めたとか。
2013年に女優デビューし、その後は持ち前の身体能力を活かして、アクションが魅力の「新世代アクション女優」として活躍しています。
『今際の国のアリス』リサ役の裏話
役作りのこだわり
リサ役には「元々はジムのインストラクターだった」という裏設定があったそうです。そこから、鍛え抜かれた体と心を持つ「孤高の女王」というイメージを作り上げていきました。
山本千尋さんは、リサのミステリアスでちょっと悪女っぽい魅力を出すために、
- 声を少しハスキーに
- 表情や動きを、感情をあまり出さないロボットのように
- 髪を約35cmカットしてイメージチェンジ
といった工夫をしたそうです。「せっかく演じるなら、とことん悪女っぽくセクシーに演じたい」と自ら提案したというから、役への熱意が伝わってきますね!
土屋太鳳さんとのバトルシーンの舞台裏
ドラマ最大の見せ場の一つ、ウサギ(土屋太鳳さん)との激しいバトルシーン。この撮影はかなり大変だったようです。
- 過酷な撮影場所:撮影は発電所の跡地で行われ、足場が悪く、周りの音もすごい状況だったとか。
- リアルな戦い:キレイなアクションというより、必死さが伝わるリアルなぶつかり合いを意識したそうです。
- 声は後から録音:現場の音が大きすぎて、セリフは全部後から録音(アフレコ)したほど。
山本さんは、アクションシーンの代役(スタント)を担当した方と一緒に動きを何度も練習し、「スタントの方の努力を無駄にしないように、全力でぶつかった」と語っています。
山本千尋さんの主な出演作品
<映画>
- 『太秦ライムライト』(2014年):映画デビュー作でヒロイン!
- 『キングダム2 遥かなる大地へ』(2022年):主人公の仲間・羌瘣(きょうかい)の姉のような存在・羌象(きょうしょう)役
- 『赤羽骨子のボディガード』(2024年予定)
- 『アンダーニンジャ』(2025年予定)
<テレビドラマ>
- 『ウルトラマンジード』(2017年):ヒロイン役
- 『鎌倉殿の13人』(2022年):暗殺者・トウ役でキレのあるアクションを披露!
- 『未来への10カウント』(2022年):木村拓哉さん主演ドラマでボクシング部員役
- 『着飾る恋には理由があって』(2021年):主人公のルームメイト役
- 『新空港占拠』(2024年):謎の武装集団の一員役
アクション女優としての山本さんの魅力
山本さんのすごいところは、やっぱりスタント(代役)なしで演じる本格アクション!
世界レベルの武術の腕前を活かして、キックやパンチ、武器を使ったアクション、素手の激しい戦いまで、全部自分でこなしてしまうんです。ただカッコいいだけじゃなく、「本当に生き残るために戦っている!」と感じさせるリアルさが魅力。その迫力は、「鬼気迫る」「絶対に相手を倒すという緊張感がすごい」と高く評価されています。
身長155cmと小柄ながら、その俊敏で美しい動きと迫力から「令和が生んだアクション女優」と呼ばれています。
業界関係者からも「動きが鋭くて美しいだけでなく、演技としての説得力がある」「プロが信頼する女優」と絶賛され、ファンからも「スタントなしでここまでやるのは本当にすごい!」「アクションのリアルさが段違い!」と大人気です。
まとめ
Netflixドラマ『今際の国のアリス』のリサ役で、多くの人を驚かせた女優・山本千尋さん。
実はカンフーの世界チャンピオンというすごい経歴を持つ、本物のアクション女優さんでした!
スタントなしで挑む迫力満点のアクションと、役になりきる表現力で、これからますます目が離せない存在です。
今後、どんな作品で私たちをワクワクさせてくれるのか、楽しみですね!