美容院や理髪店に行くと、「眉下剃りますか?」と聞かれることがあります。この質問の背景や、どう答えるべきか悩む方も多いでしょう。今回は、この質問の意図と、眉下を剃ることのメリット・デメリットについて詳しく解説します。
施術者側の意図
美容師・理容師が、「眉下剃りますか?」と質問をする主な理由は、お客様の理想の状態や好みを確認するためです。個々の顔の特徴や希望するスタイルに合わせて、最適な仕上がりを提供するために聞いているそうです。
昨今では、クレーム対策としても双方の同意といった面で必要なのかもしれませんね。
顔そりのメリットとデメリット
そもそも顔そりはどういった目的や効果があるのか見てみましょう。
顔剃りのメリットとしては、以下の効果が期待できます。
顔そりにはこれらのメリットがあります。
では、なぜ眉下はあらためて「眉下剃りますか?」と聞かれるのでしょうか。
眉下を剃ることのメリットやデメリットをみてみましょう。
眉下を剃ることのメリット
- 顔全体がすっきりと見える:眉下をきれいに整えることで、目元がよりはっきりと見え、顔の印象が引き締まります。
- 目元周りの化粧のノリが良くなる
- 眉毛の形を整えやすくなる
- 整った印象を与える:眉下を剃ることで、眉毛の形がより整い、顔全体の印象がすっきりします。
眉下を剃ることのデメリット
- 剃った跡が青く見える場合がある
- カミソリ負けする可能性がある
- 頻繁なお手入れが必要になる
- 目と眉の間が広がると間抜けに見えることがある
- 剃った痕が青く見える:特に眉毛が濃い人は、剃った後に青く見えることがあり、これを嫌う人もいます。
- 肌への負担:カミソリを使うことで肌に負担がかかり、カミソリ負けを起こす可能性があります。
- 個人の好みに合わない:眉毛を細くすることに興味がない人もおり、自然な眉を好む方には不向きです。
お客側の意見
眉下を剃ることに対して、さまざまな意見をまとめてみました。
ポジティブな意見
- 「眉毛が濃いから剃ってほしい」
- 「整え方がわからないからやってほしい」
- 「形が整って自分でやるときの参考になる」
ネガティブな意見
- 「前、剃ってもらったとき変になったから触らないでほしい」
- 「剃ったあとが青くなって気持ち悪い」
- 「カミソリ負けするから避けたい」
- 「自分で手入れをしているので、剃ってほしくない」
どのように答えるべきか
では、「眉下剃りますか?」この質問に対してどう答えるのが良いか、正解がわかりませんよね。
例をいくつかあげてみました。参考にしてみてください。
眉下を剃ることを希望する場合
- 「はい、お願いします」
眉下を剃ることを希望しない場合
- 「いいえ、結構です」
過去の経験から判断する場合
- 「以前剃ったことがありますが、肌に合わなかったので今回は遠慮します」
詳しい情報を求める場合
- 「眉下を剃ることのメリットとデメリットを教えていただけますか?」
結局のところ、「好み!」ということになってしまいますが、その好みが変わらないんだよ。
という声が聞こえてきそうですね。
私の場合は、あまりこだわりもないので「お願いします。」とだけ言っています。
これまで、眉ソリをおかませして後悔することがなかったので、完全におまかせしてますがこだわりなどある場合は伝えた方が良さそうです。
もし気に入らなくても1ヶ月で戻る
剃った眉毛が元に戻るにはどれくらいの期間が必要なのでしょうか。
眉毛の成長速度には個人差がありますが、1か月で約4mm伸びるとされています。
完全に生え揃うまでには、約1ヶ月程度の期間が必要と言うことになります。
もし全剃りした場合でも、約1ヶ月で元に戻ると考えると少し気は楽になりますね。
抜いた場合、元に戻るには約3ヶ月が必要になるので注意が必要です。
美容院でのシェービング・顔そりについて
ちなみになんですが、
理容師法と美容師法によって、理容師と美容師の業務範囲は明確に区別されています。理容師は髪のカットや顔そりを含む理容行為を行うことができ、美容師はパーマやメイクなど美容行為を行うとされています。
美容院での顔そり
美容院での顔そりについては、以下のような規制があります。
- 軽い程度の顔そり:美容師が行うことができるのは、化粧に付随した軽い程度の顔そりに限られています。これは、眉や口元の産毛を軽く剃る程度のものであり、メイクの一部として行うことが許可されています。
- 本格的な顔そり:本格的な顔そりは理容師の業務範囲とされており、美容師がこれを行うことは法的に認められていません。美容室でシェービングを強調して行うことは、理容行為とみなされる可能性があるため注意が必要です。
規制の背景と現状
美容師による顔そりの規制は、昭和23年に出された通達に基づいています。この通達では、化粧の一部として軽い顔そりを美容師が行うことが認められていますが、理容行為としての顔そりは理容師の専権事項とされています。美容院での顔そりは法的に制約があるようです。
まとめ
美容院や理髪店で「眉下剃りますか?」と聞かれるのは、顧客の理想や好みを確認し、納得のいく仕上がりを提供するためです。また、「イメージと違う」などのクレームへ発展しないための予防線にもなっていそうですね。
眉下を剃るメリットには、顔全体がすっきり見え、目元の化粧のノリが良くなることが挙げられます。
一方、デメリットとしては、剃った跡が青く見えることやカミソリ負けのリスクがあります。
個人の好みによって答え方は異なりますが、過去の経験や希望に基づいて選択することが重要です。
また、眉毛は約1ヶ月で元に戻ることや、眉ペンなどのアイテムも100均などで手に入れることができるので気軽に試すのもいいのではないでしょうか。